終生飼育のお願い


 猫の最新医療に関して、最近気になるニュースを幾つか耳にしました。慈恵医大による腎臓移植に関する研究発表(2016/8/23 日本経済新聞)、東京大による腎不全の原因究明に関する研究発表(2016/10/12 英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」)、猫慢性腎臓病治療薬の販売承認(2017/1/23 東レ株式会社プレスリリース)、などです。

 猫の平均寿命は15歳程度と言われてきましたが、20歳前後まで生きる仔も今では珍しくなくなってきました。
 医療の進歩に伴い、猫の平均寿命は確実に伸びていき、猫の寿命が近い将来には30歳になるとも言われるようになってきました。

 猫オーナーとしては非常に嬉しいニュースなのですが、保護活動に関わる身としては喜んでばかりもいられない複雑な心境にもなります。

 猫を譲渡するにあたって終生飼育をお願いしていますが、20年、そして30年にもなろうとしている長い猫の生涯に渡って、その命を守ることは決して容易なことではありません。

 飼育放棄の理由として多く耳にするのが、結婚や出産による環境の変化、家族のアレルギー症状、そして近年顕著に増加しているのが飼い主の死亡や入院等による飼育放棄です。

 誰も未来を正確に予測することはできませんが、少しでもご自身が抱えるリスクを考慮し、その対処方法を事前に十分検討しておけば、飼育放棄を避けられたケースは少なくないはずです。

 里親(ねこ親)をご希望するにあたっては、とりわけ単身世帯や高齢世帯は一般的に多くのリスクを抱えていると言えるため、慎重に検討を重ねて頂くようお願い致します。

20170109 (11)



■単身世帯
 
 単身世帯の場合、20年そして30年と言われるようになった長い猫の生涯に渡り、愛猫の命を守ることができるのは飼い主ただお一人となります。
 20年や30年といった長いスパンにおいて、不慮の事故や病気による入院など、一時的または一生に渡って、ご自身で猫のお世話をすることが困難となる事態が生じる可能性は、決して低いとは言えません。
 また、お若い方であれば、結婚や出産等によって生活環境が大きく変わり得ることでしょう。もし、パートナーが猫との同居を望まなかったら.....もし、産まれたお子様にアレルギー症状が出たら......ご自身の不可抗力によって飼育困難となることも十分想定されます。

 ご自身の年齢や健康状態、人生計画等を踏まえて、想定され得るリスクにどのように対処するか、必ず猫を迎え入れる前に十分検討し、不測の事態への対処方法について答えを持っておいて下さい。万が一の事態が発生してから初めて考えるのでは遅いのです。

20161230 (1)



■高齢世帯

 「高齢世帯」というのは、少し語弊があるかもしれません。
 
 重要なのは、ご家族の現在年齢が何歳なのかだけではなく、迎え入れる猫の年齢と推定余命、そしてご家族の「健康寿命」が適合しているか、ということです。
 例えば、猫の平均寿命が確実に伸びていくことを考慮すると、50歳以上のご家庭が仔猫を飼い始めるというのは、非常に多くのリスクを抱えていることを意味します。

 また、猫もシニアになると病院へ頻繁に通ったり、介護が必要になったり.....愛猫を最後まで看取るためには肉体的、精神的、経済的に飼い主の負担も重くなってきます。ご家族自身も年齢を重ねていきながら、こうした負担に十分対処できるのか、慎重に検討を重ねる必要があります。

 飼い主の死亡や入院、施設入居に伴い、身内が猫をセンターに持ち込むケースが後を絶ちません。
 
 愛猫を責任持って終生飼育するために、迎え入れる猫の年齢とご家族の年齢が適合しているか、しっかりご検討下さい。そして、不測の事態が起きた際にどのように対処し得るのか、対処方法についても十分にご検討をお願いします。




 




テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

猫の脱走防止対策


保護猫の譲渡にあたり、里親(ねこ親)様には脱走防止対策の徹底をお願いしています。

猫の場合、一度脱走させてしまうと再び会える確率は半分にも満たないものです。
多くの人達の尽力によって助かった命、守れるのは家族だけですから、脱走防止対策には抜かりのないようにお願いします。



■窓

換気等で窓を開けることがあると思いますが、網戸だけの状態は非常に危険ですから、絶対に網戸だけにはしないで下さい。
網戸は猫でも簡単に開けられますし、猫がぶつかったり等で網戸が外れてしまう事故も多いものです。

我が家では、100均で購入したワイヤーネットを活用した脱走防止対策を行っています。

ワイヤーネットを窓のサイズに合わせ、結束バンドで繋げます。
20170223 (3)

用意したワイヤーネットを、窓の桟にしっかりとハメ込みます。
20170223 (4)

ワイヤーネットの両端をしっかり桟にハメ込めば、ワイヤーネットと網戸の二重構造になり、猫が網戸に直接触れることを防止できます。
20170223 (5)

更に、ロックで窓を固定すれば、意図せず窓が開いてしまう事故を防ぐことができます。
20170223 (6)

この対策のポイントは、ワイヤーネットをしっかりと桟にハメ込むこと。そうすれば、猫がよじ登ってもビクともしません。
20170223 (11)

ご紹介した事例以外にも、ワイヤーネット+突っ張り棒、ラティスを使った方法などもあります。




■玄関・ベランダ

玄関から人が出入りした隙に猫が外に出てしまう事故も多いものです。

多頭飼育の我が家では、万全を期すために、脱走防止用のドアを廊下に取り付けて、玄関へ猫が立ち入ることを防止しています。
20170223 (10)


玄関と猫の居住スペースをドアで仕切ることができる構造であっても、同居のご家族が複数いれば必ずしもドアが閉まっているとは限りませんから、事故防止のためにペットゲート等による対策を講じて下さい。

ペットゲートは市販されていますが、100均のワイヤーネットとブックエンドでDIYすることも可能です。
20170223 (7)

ポイントは設置場所。玄関扉にピッタリと密着させるように設置します。
20170223 (8)

玄関扉に密着させて設置することで、玄関扉を開けた時のすり抜けを防止することができます。(長時間ドアを開けたり、玄関と猫の居住スペースが直結している構造の場合には、この対策だけでは十分とは言えないので、ご注意下さい。)
なお、犬を飼っているご家庭では玄関のたたきと部屋の境界線にペットゲートを設置しているケースが多くみられますが、猫は市販のペットゲートを容易に飛び越えてしまいますから、猫の脱走防止対策としては不十分です。
20170223 (9)

玄関と同様に、ベランダ等の外への出入口にも脱走防止対策をお願いします。



ここでご紹介した事例以外にも、「猫 脱走防止」等の用語でネット検索すれば、様々な事例が紹介されていますから、家の構造や生活スタイル等に合わせた対策をご検討下さいね。

何年も一緒に暮らしてきた猫でも、脱走事故は起こり得るものです。
愛猫の生涯に渡って、しっかりと愛猫の命を守ってあげて下さい。



テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

譲渡の流れと譲渡条件 ≪個人保護≫


保護猫の里親(ねこ親)をご希望される方は、以下に記載する譲渡の流れと譲渡条件をご確認のうえ、ご応募ください。

なお、ちばわんの保護猫については ちばわんHP よりお問い合わせ下さい。



【譲渡までの流れ】

 Step1 : アンケートの提出 (ちばわんのHP経由でご提出頂くか、当方にメールでお問合せ下さい。)
 Step2 : メールおよび電話による相互コミュニケーション
 Step3 : 保護主の自宅にてお見合い
 Step4 : ご自宅にお届け
 Step5 : お試し生活 (お試し期間は1ヶ月を目安とします。)
 Step6 : 正式譲渡



【譲渡条件】

・完全室内飼いをお約束して頂ける方。(お庭やベランダへ出すのも不可、お散歩や旅行等の外出も不可。)
・脱走対策を徹底して頂ける方。(対策方法についてはアドバイス致します。)
・避妊去勢手術済みでない猫の場合、適正時期がきたら避妊去勢手術を実施して頂ける方。(実施後は当方への報告をお願いします。)
・マイクロチップ未装着の猫の場合、適正な時期にマイクロチップを装着して頂ける方。(実施後は当方への報告をお願いします。)
・先住猫がいる場合、先住猫の避妊去勢手術が済んでおり、完全室内飼いをしていること。
・キャリア持ち(エイズ・白血病)の先住猫がいる場合、ご希望の保護猫もキャリア持ちであること。(逆のケースも同様とします。)
・ワクチン等の医療費のご負担に同意して頂ける方。(事前に金額の詳細はお知らせします。)
・年1回のワクチン接種、健康に配慮した食事など、適切な健康管理を行って頂ける方。
・ご家族全員が猫を飼うことに賛成しており、かつ猫アレルギーがないこと。
・終生飼育をお約束して頂ける方。(引越し、結婚、出産等の環境の変化を理由に手放さないこと。)
・ご自宅までのお届けに同意して頂ける方。(お届け範囲は千葉市から車で90分程度とさせて頂きます。)
・譲渡契約書への署名捺印に同意して頂ける方。
・ペット可住宅にお住まいであること。(黙認は不可。お届け時に賃貸契約書等を確認させて頂きます。)
・お届けの際に身分証明書をご提示頂ける方。(身分証明書は運転免許証、健康保険証などです。こちらもご提示致します。)
・お届けの際の交通費をご負担に同意して頂ける方。
・定期的に(ご負担にならない程度に)写真付きで近況報告を頂ける方。(お届け日から1ヶ月後と6ヶ月後は必須とします。) 

※ 先着順ではなく、保護猫の性格等に合ったご家庭への譲渡を目指しておりますので、ご希望頂いてもお断りさせて頂く場合があります。
※ 基本的に3日以内にこちらからご連絡致します。こちらからのメールが届かない場合、メールの受信設定をご確認下さい。
※ 非常識だと判断される内容の場合、こちらからの返信は差し控えさせて頂きます。予めご了承下さい。
※ こちらからのメールに対し理由もなく3日以上返信が無い、または決めた期限までに返信頂けない場合、お話を白紙に戻させて頂きます。
※ お申し出をお断りした場合、その理由をご説明することはありませんので、予めご了承下さい。


テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

プロフィール

るんば♪

Author:るんば♪
保護猫のおうち探しをしています。

管理人へのメールは下記までお願いします。
sakuranouchi☆gmail.com
(☆を@マークに変えてね)

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク